炭酸水と血中酸素飽和度
以前から炭酸水は血流を良くするので運動時に効果的だという話は聞いていたのですが、最近飲む機会がありましたので無酸素系の高強度トレーニング時に試してみました。
結果確かにパフォーマンスの向上を感じました。
ただ炭酸水の血流を良くするメカニズムというのが
炭酸水を飲む
↓
血中の二酸化炭素が増える
↓
脳が酸欠を感じ血流を増やす事で酸素を取り込もうとする
↓
血行が良くなる
ということであり、登山に飲む場合血中の二酸化炭素が増えるという点が気になり、高所での高山病に与える影響を調べるため自分で実験してみました。
実験内容は平静時の血中酸素飽和度をパルスオキシメーターで測り、その後炭酸水500mlを飲み血中酸素飽和度の変化を観察するというものです。
※標高2500mで測定してますので平地に比べると低い値になっています。
まずは平静時93%です
炭酸水を飲んだ1分後、少し上がっています
2分後少し上がっています
3分後上がっています
4分後上がっています
5分後少し下がりました
10分後少し下がっています
15分後落ち着きました
20分後なぜか高いです
25分後ほぼ元通りです
30分後ほぼ元通りです
結果は炭酸水を飲む事によって血中の酸素飽和度が下がる事はなく、むしろ摂取してから5分間程は上昇する傾向ではないかという形になりました。
ただ血中酸素飽和度は呼吸によって簡単に上下するので、あまり正確ではないです。
少なくとも炭酸水は血中酸素飽和度を下げる事はなく、高山病にも悪影響はなさそうです。
是非医療関係の方の意見も聞いてみたいところです。
ちなみに実験後。深呼吸すると簡単に99%まで上がります。
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