山小屋日記11

先日小屋から常念岳の反対方向、横通岳に散歩に行った途中で雷鳥のヒナを見かけました。
ヒナと言っても9月になると親鳥とほぼ同じ大きさまで成長し、見た目にもあまり違いがありません。
雷鳥は毎年6月に産卵が始まり1羽につき5〜8個の卵を産みます。8月には3分の1まで減ってしまうのですが、横通岳では3羽のヒナが元気に歩き回っていました。
10月になればヒナは親元を離れ自立していきます。
来年の夏には新たに親鳥として立派に家族を守り育てます。

絶滅が危惧されている雷鳥ですが、彼等はしっかりと逞しく生きています。
来年の新たな家族が楽しみです。

Nature Adventure - 日本山岳ガイド協会 JMGA公式登山ガイド 清水研吾 ー

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